高専(女子)ラボ ーキラキラ星をこぼしてー

長野高専環境都市工学科卒の高専女子がなんでかとっても好きな高専について研究するブログ

高専って何か?

もう高専を卒業して20年近く経つ。

こうして言葉にするとズンッと来るな…。

 

5年間過ごして、そこから約4倍の時間が流れたというのに、私の脳内は今でも「高専」という言葉を大切にしていて、週に何度も高専についてボンヤリ考えている。

20年弱と、在籍した5年を足したら、人生の大半をボンヤリと高専について考えて過ごしているわけだ。

 

 

何でこんなに高専のことをボンヤリ考え続けてるのか?

 

私にとって高専って何なのか?

 

そもそも、今の高専って私の頃とどう違っているのか?

 

 

脳内でボンヤリ考えていても答えは出ないから、今年はそれを少しまじめに考えてみることにする。

 

 

高専って、わたしにとって何だろうか?

 

高専って、どういう学校何だろうか?

 

 

脳内ボンヤリからブログに書き出すことで整理してみよう。

時々更新します。

 

 

 

誰かがいなくなることは悲しい

誰かがいなくなることは悲しい。

その誰かと関わって、良い思い出があればあるほど悲しい。

関わらなくなってから時間がたっていても、急に誰かと接した時の記憶が蘇って悲しい。

 

悲しいという感情は、言葉にするよりもはるかに重く苦しい。

 

 

私は記憶を映像で思い出すタイプなので、その誰かと接していたときの、

 

会話

 

表情

 

動作

 

服装や

 

髪型

 

笑った顔

 

考え込む顔

 

指の形

 

まなざし

 

後ろ姿

 

その時の空気の温度

 

 

日差しや

 

街灯

 

話さなかったときの遠くから見かけた立ち姿

 

 

そういうものがありありと蘇る。

 

 

数年前、もう10年は会っていなかった同級生の急逝を知ったときもそうだった。

 

不思議なもので、調子のいいもので、同級生が旅立ってからは思い出す頻度がグッと増えた。

ふとした時に思い出す。

 

私に何か出来たかと振り返っても今更すぎて、過去は容赦ない。

 

 

何かできるなら今から先にしかなく、同級生の声かけで、長年バラバラだった同級生達が連絡をとりあって集まったり、それを機にゆるくでもつながった。

日々の中にひとつ細い糸端を握るように、一年また一年と、これから先のために関わっていこうとしている。

 

 

何かできるならここから先にしかない。

 

誰かがいなくなることは悲しい。

 

その悲しさは人生の中で、涙のしずくが沁み込むように心の中に沁みていく。

 

 

私はずっと、人生には余白が必要だと思っている。

それがすごく大切だと思っていて、それを伝えていくことを自分の生涯の仕事にしたいと思っている。

どうやったらいいのか、心の奥底でずっと考えているのだけど、考えていても何も動かないなと今日思い知った。

 

 

人生には余白が必要だ。

 

余白のない生活のなんて辛いことだろうか。

 

余白のない心の、なんて苦しいことだろうか。

 

できることは、ここから先にしかない。

 

 

 

キラキラ高専ガール

キラキラ女子って言葉の使い方についてブログに書いたら反響があって驚いている。

反応うれしいです。ありがとう!

 

  

元々の話はこれ。

 

 

自らキラキラ高専ガールを名乗ってる方がいて、いやすごい勇気というか、高専女子の看板背負っててすごいなと感心している。

キラキラ星を抱えてるだけじゃなくて、中学生達に見えるように掲げているそうだ。

そうか確かに、掲げていないと星を見つけることは難しい。これから高専を目指す中学生にとって、またその星を見つけて入学した人にとって、掲げている星は目標になるだろう。

 

私は高専を進路に選ぶ女子が増えてほしいと思っているので、キラキラ星を掲げる人の存在は大事だなと思う。

 

私自身母校の理系女子紹介サイトに載っているので、小さな星は掲げてきた。

ただキラキラ女子ではなかったし、そこを目指してないので、キラキラに興味のない女の子にも高専を進路の1つに考えてもらえたら嬉しいなぁという気持ちだ。

 

中学生向けの高専女子アピール冊子を見たこともあるけれど、そんなに女子力アピールする必要あるかなぁと思ったのも確か。高専関係なく、理系女子の冊子も一時期定期的に見ていたけれど、女子力アピールが強くてせっかく素晴らしいインタビュー記事とか載ってるのに中身が薄く見えて残念だった。

 

まぁそれは私の受け取り方の問題なのでアピール方法は各種あったほうがいいに違いない。私と全く逆のタイプの中学生にとっては心惹かれる内容だと思うし、色々な角度で紹介することは色々な興味の引き方が可能になることだから。

 

私も高専女子を紹介する何かを作りたいと思っているのだけど、女子力アピールタイプのものはすでに色々あるから、違うタイプで作りたいなと思ったり。

キラキラ星を掲げている人も、こぼしている人も、紹介できたらいいなと思ってます。

 

どうやってやるかなぁ。

 

 

「キラキラ星をこぼして」というタイトルの意味

キラキラ高専女子とか、キラキラ企業女子とか、「キラキラ」と「女子」をくっつけた言葉が世の中にごろごろ転がっている。

キラキラ女子になりたい人もたくさんいるのかもしれないけれど私はこの言葉あまり好きじゃない。

今までもなんとなくそう思っていたけれど、決定的に「やっぱりキラキラって違うな」と思ったのは、2017年12月23日に長野市で開催された高専カンファレンス長野3の実行委員長の発表を聞いた時だった。

 

彼女は5年生で、ロボコンや合唱をやってきて、ファンがたくさんいて、いわゆる「キラキラ高専女子」に見えた。だけど彼女本人が、

「わたしはキラキラ高専女子にはなれなかった」

と言ったのだった。

その日会場にいたほぼ全員が彼女に魅かれて集まっていたし、彼女の5年間は高専を満喫しているというか高専だからこそ出来たこともやっていて、たぶん学校側からしたら「キラキラ高専女子」として紹介していきたいに違いない活躍ぶりだった。

それでもその彼女がキラキラ高専女子にはなれなかったと言っているのを見て、キラキラ高専女子ってなんだろうか、なる必要あるだろうかと思ったのだ。

 

だからタイトルを「キラキラ星をこぼして」にした。

キラキラ女子だとか、キラキラ高専女子だとか、なりたい人がなればいい。キラキラ星をがっちりつかんで離さない人がきっとキラキラ女子だ。

だけれど多くの女子が、高専女子が、キラキラ星をたくさん手にするチャンスを持ちながら手からそれをこぼしていく。キラキラ高専女子にならずに、ぽろりぽろりとこぼしながら進んでいく。

 

ぽろりぽろりとこぼしたキラキラ星は彼女の歩んだ道となっていく。

そうして彼女の道は、時々キラキラと輝いたり、時々暗闇になったりしながら描かれていくのだと思った。

そのキラキラ輝く道を見た周りの人が彼女を素敵だなと思う。本人がキラキラ星を腕いっぱいに抱えている必要はない。本人が「私はキラキラ女子です!」という必要はない。

素敵だなと思った彼女の周りに、キラキラ星がたくさんこぼれ落ちているのだなと思った。

 

私の知る限り、自分自身で「私はキラキラ高専女子です!」と言っている人はいないけれど、もしいるならキラキラ星を必死につかんでいるのだと思う。

自分で「キラキラ高専女子です!」と言わない、輝いている魅力あふれる人はたくさん知っている。彼女たちは星をつかむことにあまり興味がない。だから彼女の周りに、歩いた道に、キラキラが落ちていて彼女へとつながっている。

 

キラキラ高専女子を否定したいわけではないが、私は上記のように感じたので、むしろキラキラ星は積極的にこぼしてよいなと思う。

次に続く誰かが拾うかもしれないし、誰かの光になっているかもしれないから。

高専カンファレンス長野3&高専女子カンファレンスに参加してきたよ

2017年12月23日に長野市の新小路カフェ&ホールで開催された高専カンファレンス長野3&高専女子カンファレンスに参加してきたって話。

 

参加というか、運営スタッフとして開催する側でした。

 

元々は別々に開催するつもりだった長野カンファと女子カンファですが、長野カンファ実行委員長のしゅーぱかちゃんとお話ししているうちに同時開催をお願いしました。

理由はコレ。

  • 1か月違いで開催となると、遠方から参加する人はどっちか1つしか参加出来ないのでは?(元々は1か月違いで開催予定だった)
  • 女子カンファの候補日に会場をおさえられなかった。
  • 女子カンファの地方開催は高専女子を集めるのが難しいため長野カンファと同時開催のほうが参加者を集めやすいかもしれないと思った。
  • しゅーぱかちゃん自身が高専女子だし、かわいいし、一緒にやれたらいいなー。

 

幸いにもしゅーぱかちゃんがあっさり了承してくれたので同時開催と相成りました。

 

長野カンファ3実行委員長のしゅーぱかちゃんと、長野カンファスタッフとして会計から会場抑えからオシャレすぎるケータリングまで一手に引き受けてくれたbetty_110ちゃんと、3人で顔合わせがてらランチでもと集まった場所が新小路カフェ。

その日は新小路カフェ以外の開催候補会場をいくつか見学して回り、パーティーというテーマにしたいというしゅーぱかちゃんの希望に一番近かった新小路カフェを当日の会場に決めました。

betty_110ちゃんと私は同級生なので、しゅーぱかちゃんとはものすごく年が離れているのですが、あちらがどう思ったかは別としてカンファって年齢差関係なくなれるのがいいところの1つだよねと思う。特に運営スタッフやるとそう思います。参加者として会場に行くと、やっぱり年齢差はすっごく感じたからね。

 

参加するだけより、運営スタッフになると年齢差を超えられる!

 

これ、今回感じたことでした。

超えたかどうかはわからんけども。私の心情的には超えました。

betty_110ちゃんは若干保護者目線でみんなを温かく見守っていたようです。私も温かく見守ってもらえている感じしました。同い年ですけど。

 

当日までに何度もスタッフのみんなが会場下見をしてくれて(私行ってない)、当日の配信もかなりうまくいってたのかなと思います。配信担当のよつばくんが1年生だったから、いったいどういう小中学校時代を送ったら1年生であんなことが出来るのかしらと尊敬のまなざしで見てました。

司会進行のしもくんは3年生。優しい笑みが印象的な司会進行でしたね。時間が微妙に早く進んじゃったときのアドリブを入れたり、しゅーぱかちゃんと息の合ったLTをしていて安定感あったなぁ。あの安定感はやっぱり合唱からくるのかなぁ。

 

しゅーぱかちゃんはもちろんかわいくて、初めて会った時から「LISAが好きなのかな?」と思ってたけどやっぱりそうでした。20歳のお誕生日おめでとう。はたちの誕生日を一緒に過ごせてうれしかったです。

配信されなかった彼女の最後の発表ほんとうによかった。

本当に良くてこのブログを立ち上げたくらいよかった。

私自分が20歳の時、こんな素直な心でいたかなぁと思いながら見てました。

 

高専カンファレンス長野3は一言でいうと、

 

しゅーぱかちゃんが大好きな人たちが集まる会

 

でしたね。

あれ?これって握手会だっけ?みたいな気持ちになることがチラホラ。

 

そんな中、初めての高専カンファレンスで発表してくれた方がいたり、情報系のお話し盛りだくさんでやっぱり環境都市工学科卒としてはサッパリわからんだったり、なんかよくわからんけどすごそうだったりしました。

 

女子カンファレンスはさっき書いたしゅーぱかちゃんの発表と、群馬高専卒のちゅーりさんの「結婚のすすめ」という発表と、私の「人生のピークは遅いほうがいい」の3本立てでした。

ちゅーりさんの発表おもしろかった。

「愛するよりも愛されたい」の使い方な。

 

ちゅーりさんのいうように、私も合コンとかでは結婚相手とは出会わなかったなー。合コンは何度か行きましたけどね。

私は高専カンファレンスみたいな(いやだいぶ違うけど)、講演会の懇親会で知り合いましたよ。

聞きたい人がいたらまたいつか書こう。聞きたい人いるならだけど。

 

ちゅーりさんの高専ノートが再開されましたので、ちゅーりさんに会ったら「高専ノート書きたいです!」と言ってみましょう。ノートのアナログさが好きです。

 

今回開催してよかったなーと思うことはいくつもあるけれど、私にとっては「高専女子カンファレンスやりたい!」という女子が2人も、

ふたりも、

ふ・た・り・も!!!!

いたということがもう感無量です!ありがとうーーーー!!!!

 

お1人は舞鶴高専の現役生。

もうお1人は木更津高専卒の社会人。

ぜひぜひどちらも実現してほしいなーと思います。

 

京都開催のほうはさっそく日程を決め始めているので今年中に実現しますよ。たのしみー!いきたーーーーい!

 

千葉か東京開催のほうも実現したい!

スタッフできますよという方を熱烈募集しています!会場提供もお待ちしてます。

2018年、もしかして高専女子カンファレンスが2か所開催されるかも。

 

開催してよかったな。誰かにつながるものになってよかった。

これはスタッフをやってこそ感じられるものなので、現役生も社会人も、高専カンファレンスのスタッフをやってみることをお勧めします。

自分にできることは何かなと考えながらでいいから参加してみるといいです。配信の技術とかなくても、備品かんりとか、買い出しとか、当日受付とか、やることは色々あるから大丈夫。

スタッフおすすめです。

 

 

ということでやっとブログ書いたー。

これで私の高専カンファレンス長野3&高専女子カンファレンスin長野カンファ3はおしまい!

ayuka_hitとしてブログを書くこと

もう10年か、15年か、それくらい前から気がついたらayuka_hitというアカウント名を使っている。

あゆかさんと呼ばれたりする。本名は違うのだけれど、あゆかさんは私の一部になっている。

 

ayuka_hitは主に高専関係者と会うときにリアルでも使っていて、みんなそんな感じでアカウント名を使っているから本名を知らない知り合いも多い。

本名を名乗らないなんて!と驚かれることもあるけれど、会って話したということ以上に大切なものってあるだろうか。

相手の名乗ってる名前が本当とは限らないし。

何よりアカウント名は親じゃなく自分でつけるから、自分で自分の名前をつけているということがいいなと思う。

 

私がayuka_hitを使うようになった理由は「なんとなく」の1言につき、大きな意味は特にない。自分では「あゆかひっと」と呼んでいる。

ayuka_hitという名前を使って以前ブログを書いたこともあったけれどここ数年は辞めていた。社会人として私生活をブログにさらけ出すことに抵抗があったり、自分のその瞬間の思考を会社の人に知られるのはイヤだという思いがあったから。

 

だけど2018年を迎えてやりたいと思ったことは、ayuka_hitとしてブログを書くことだった。

テーマは主に高専女子についてになると思う。ayuka_hitは高専生として存在している私だから。

 

そう思うキッカケは2017年12月23日に長野市のカフェで開催した高専カンファレンス長野3だ。

そのカンファレンスについては次回書くとして、かなり久々にカンファレンスを運営し参加して知ったことは「高専女子カンファレンスをやりたい人がいる」ということだった。

私は高専女子カンファレンスの第1回実行委員長で、それ以降ずっと高専女子に興味を持ってきた。興味はあるけどそこ止まり。何をするでもなく過ごしてきた。

しかし昨年Facebook高専女子グループを作り、参加者が100名を超え、高専女子カンファレンスをまたやりたいと強く思って長野3の一部を女子カンファレンスにしてもらった。

私の趣味でしかないと思っていた高専女子カンファレンスだが、前回の開催から6年という時を経て、またやりたいといってくれる高専女子に出会えた。

 

続くのだ、高専女子カンファレンスが。

一度途切れても、続けてくれる人がいる。

だったら私は創始者として、ひっそりこっそりお手伝いしよう。高専女子が出会うきっかけを作り続けよう。高専女子について情報を提供出来る活動をしよう。

 

高専女子に興味があるという、単に私の趣味だけれど、これはライフワークとして出来るところまで細く長く続けてみよう。

 

高専女子についてのサイトを作りたいし、高専女子の情報交換出来る場も作りたいし、高専女子に会いに行ってインタビュー記事書きたいし、高専女子カンファレンスに参加する名目であちこち旅してみたい。

技術はないけれどやりたいことはある。

 

基本が面倒くさがりやでズボラなため、不定期更新極まりないことになると思うけれど、これがayuka_hitとしてブログを書くことを再開した最初の記事です。